オレがガキ大将になって、皆さんを山へ連れ出す。

                       1億2000万人総登山者化計画です。

                         平成19年1月1日  産経新聞 より   

             新聞をクリツクすると拡大されます。やんちゃな岩崎元郎をごらんくださ〜い♪

                             




            「一億二千万人総登山者化計画」と「ぼくのふるさと八百名山」のこと

 いまのニッポン、元気がない。次々に表面化する無気力に起因する問題。政治も行政もやることなすことが場当たり的で、誰も責任とる覚悟がない。日本の元気がなくなって当然だ。夾竹桃という花をご存じだろうか。そのたくましい生命力から、再生のシンボルとして広島市の「市花」に制定されている。しかし、葉に毒があるという。
ある市の教育委員会に夾竹桃の毒性を問題視し、小中学校からの撤去を要望する匿名のメールが届いた。市の教育委員会はすぐに反応して、600本あった夾竹桃を全部伐採するよう各学校に通知。すると今度は、「生徒たちには危険性を知らせればよく、安易に切るべきではない」という批判が殺到。10日後には通知を撤回したという新聞報道があった。まさにモグラたたき、以前読んだことのある、「考えなくなった日本」と題した新聞のコラムを思い出して、笑ってしまった。
天下泰平の世が長く続き、いつしか世の中はコンピューターが支配。過剰な情報で頭はいっぱい、新しいことを考える脳のスキ間が無くなっているようだ。ニッポンの元気を取り戻すのは簡単、みんなの頭を空っぽにすればいい。頭が空っぽになれば、新しいアイディアが次々に湧いてくる。そんな自分って楽しいから、たちまち元気を取り戻す。
頭を空にする最良の方法とは、「山に登る」こと。歩いて健康・登って元気、「一億二千万人総登山者化計画」という次第だ。
友人の甘言に乗って、山に来てしまった。息が切れる、大汗をかく。来なけりゃ良かったと後悔するが、今更引き返せない。なんでこんな苦しい思いをしているのだろうと、自問自答を繰り返しながら急な坂道を黙々と登っていると、いつしか峠に立っている自分に気づく。と、そのとき爽やかな風が頬を撫でる。その心地よさと言ったら無い。生きている、生かされている、ということを実感できる素敵な一瞬だ。
なーんていうボクの甘言に惑わされて、「山登りでも始めてみようか」と思い立っても、どこの山に登ったらいいのか分からない、という方が大勢いらっしゃる。「一億二千万人総登山者化計画」の実際の行動計画が、「みんなで登ろう、ぼくのふるさと八百名山」であり、「新日本百名山」であり、「地球を遠足」である。これでもって一億二千万人を山に引っ張り出そうという魂胆だ。
「ふるさと八百名山」は、高い山がある県も、低い山しかない県も、人口が多い県も少ない県も、平等に各都府県からは17山ずつ、北海道からは18山の計800山を選ぶ。自分が生活している身近な山なら、登り易いだろう。あちこちの方からお気に入りの山を推薦頂いている。山好きは誰もがご贔屓の山を持っていて、民主的にコトを運ぼうと思っても話しはまとまらない。最終的には「ぼくの」とさせて頂いた。
沖縄から北海道まで、八百名山を片っ端から登りに行こう。心身ともに、死ぬまで元気でいられるってもんだ。

                                                     
                                                 ベルグ・ハイル!



                             

 



































































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